正当な要望と過剰なクレームの境界線

学校には保護者からクレームが入ることがあります。適切な対応のためには、正当な要望と過剰なクレームが見分けられるようになっておくことが大事です。境界線としては子供のためになることがどうかだと言えます。たとえば、視力が悪いから前の席にしてください、持病があるから体育の運動量に気を遣ってくださいというのは、子供が不利になったり健康を害したりしないために大事なことです。他にも、宿題について口頭説明では聞き逃すことがあるので要点を板書してほしいという内容も過剰なクレームとは言えません。一方で、8時以降の登校というルールがある学校で、いちばんに登校したいから7時に登校することを認めてほしいという意見は過剰なクレームとみなすことができます。寧ろルールを守らなくて良い、特別扱いをしてもらえると思わせることになり、子供のためになりません。このように、子供のためになるかどうかで正当か判断してみると良いです。